秋の訪れを感じさせるある日、主人公達のクラスに美少女姉妹の転校生がやって来ます。

しかしこの転校生、実は主人公の母親の再婚によって、
新たに「妹」となった姉妹なのでした。

そもそも主人公は、仕事柄海外で生活している母親の元を離れて、
ボロアパートに一人暮らし中。

母親に自分の力だけで生活すると啖呵を切った手前もあり、
こっそりアルバイトをして生計を立てていたのです。

しかし、新たに主人公の義父となった姉妹達の父親は人が良く、
何度も詐欺にあっては借金をしている困った人物。

数年前に妻を亡くした後、娘達を兄夫婦に預けると、一山当てようと
海外に飛び立ってしまったのです。

そして海外で主人公の母親と恋に落ち、電撃結婚。そのまま新婚旅行に
行ってしまい、ロクに連絡も取れない状況に!?

その上、一方的に姉妹の転校の手続きを済ませると……
「自分たちが新婚旅行から帰ったらみんなで一緒に暮らそう。
 それまで新しいお兄ちゃんに甘えるといい」

お気楽でお人好しな父親と、放任的すぎる母親に、お互いため息をつく
主人公と姉妹達……

そんな主人公に姉妹達は「迷惑はかけられない」
出ていこうとしますが、「家族なのだから」と止める主人公。

さらに、姉妹の父親が主人公のアパートの大家にまで借金をしている
ことが発覚。半ば踏み倒すような格好で音信不通だったと言うのです!?

「此処を出て両親の所へ行け、そして借金を返すように伝えろ」
そんな大家に、窮地に立たされる主人公達。

いつ戻ってくるか判らない両親、もはや行き場のない妹たち
……主人公はそんな姉妹達を守ろうと決意します。

借金の分割払いを受けてくれ、
「そこまで言うなら、やれるだけやってみるがいい」
そんな大家に感謝する主人公。

それから始まる、姉妹との生活。人情味のある下町商店街の人々は、
主人公達兄妹を影ながら応援してくれます。

貧乏で、慌ただしくも楽しい毎日の中……主人公はとある女の子への想いに気付きます。
はたして主人公達の恋は、貧乏に勝てるのでしょうか?
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