診療所の看護婦

島唯一の診療所「神来島」の、これまた唯一の看護婦。正看護婦の資格を取ってからは、この島でずっと働いている模様。

性格はとにかく生真面目で四角四面。怒りっぽく主人公にはすぐ鉄拳制裁が出てしまうが、本来はかなりの人情家。

怠け者でやる気がなく女の尻を追いかけてばかりの主人公とは常に口論が絶えず、常に喧嘩仲間状態。


が、そんな主人公を一番上手く使いこなしているのが彼女なのも確かだったり。


家族はすでに亡く、父の友人であった邦光の仕事を手伝いながら、診療所内の離れに一人暮らしをしている。

半ば島の看護婦として働くことに生き甲斐を感じているが、それだけに融通が利かなくなってしまっていることも確か。

政利&隼人とはいわゆる幼馴染の関係で、特に政利とは以前家族ぐるみの付き合いをしていただけあって、正に容赦がない。

そんな仕事が生き甲斐な彼女ではあるが、密かな趣味は家で飲む晩酌。
 
趣味:毎晩の晩酌
苦手:怠け者と軟派男

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理 恵:「い、行かないで!」
理恵さんが、俺の白衣の端っこを掴む。
振り向くと、理恵さんの潤んだ瞳から、涙が溢れていた。
何があったのかは、わからない。
ただ、こんな風に引き留められるなんて思わなくて、戸惑った。
修太郎:「り、理恵さん!?」
理 恵:「お願い、行かないで……」
理 恵:「ふぇぇっ、うっ……っく、ひっく……」
泣きじゃくる彼女。
白衣を握る手はとても強く、震えながら白くなっていた。
引き留めたいのに、子供のようなやり方でしか引き留められない。
そんな可愛らしさに、なぜか、俺の胸はキュンと切なくなった。