ティオ:「いい感じだぞ、ライカ!」
ライカ:「あたりまえよっ」
リミア:「ふぅん」
リミア:「あの猫娘、どうやら随分とロッドのコントロールを身につけたみたいだな」
ティオ:「分かるか?」
リミア:「ワタシを誰だと思っている」
リミア:「船の底に開いた穴のように役立たずな目だな」
ティオ:「俺の目はどうでもいいけど、ライカはどうだ?」
リミア:「あれならば浮遊体を乗せずに、荷物を運ばせても大丈夫だろう」
ティオ:「そうか!」
リミア:「ロッドも、あの猫娘の指示を上手く聞いているようだし」

なんせ、毎晩細かく調整を繰り返したからな。

リミア:「……もうしばらくの成長を見届けたら、あの猫娘の先輩になる、アイナ・ブランシェに進級を伺うといい」
ティオ:「それじゃあ……」
リミア:「成長の早さに少し驚いた」
リミア:「猫娘も、それにつきあったオマエも、よくやったな」

そうか!

ティオ:「ライカーーーっ!」
ティオ:「リミアが褒めてるぞーーっ!」
ライカ:「えっ!」
リミア:「褒めてなどいない!」
リミア:「勝手に話を作ると、舌を引っこ抜いて木の下に埋めるぞっ」

うわ、それ痛そうだからやめてください。

ライカ:「やった〜〜!」
ライカ:「これでもうすぐトラゲット級にもなれるかなっ!」
リミア:「調子に乗るな!」
ティオ:「まぁ、嬉しいんだろうし、今日くらいは優しくしてやれよ」
ライカ:「やったーっ、褒められたーーっ♪」
ティオ:「おい、ライカ」

喜ぶのはいいけど、ちゃんと操縦に意識を……

ひら〜〜ん

ん?
なんか、スカートが……

ライカ:「うにゃにゃ〜〜、うにゃにゃにゃにゃ〜〜♪」

ひらひらひら〜〜ん

うわっ!

ティオ:「おい、ライカ!」
ライカ:「なに〜〜?」
ティオ:「浮かれてる場合じゃないっ!」
ティオ:「落ち着いて操縦しろっ!」
ライカ:「大丈夫だって、ふふふ〜〜ん♪」
リミア:「……アホだな」
リミア:「浮かれて動き回っているから、パンツなんか見えるんだ」

ああ、言っちまった。

ライカ:「へ?」
リミア:「見えているぞ、パンツが」
ライカ:「……ぱ、ん……つ?」
リミア:「そうだ、パンチラだ」
リミア:「ピンクのフリフリパンツが、しっかりきっかり見えている」

ライカ:「にゃーーーーーーっ!?」

 

       

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