願いを書いて、箱船にセットする。
アイナ:「さぁ、箱船を流して〜♪」
ティオ:「おう!」
箱船をそっと空に浮かべて……
ふわ……ふわ……ふわわ……
みんなの箱船も空中に浮かぶ。
重力と斥力で微妙なバランスを取りながら……
ティオ:「……上がっていく」
みんなの願いを乗せた箱船が、空へと舞い上がっていく。
アイナ:「来年もまた、こうしてみんなで来たいわね」
ティオ:「だな」
アイナ:「その時は、誰かの舟に乗せてきてもらうわね〜」
アイナ:「来年の今ごろは、もうアイちゃんは引退しちゃっているから♪」
ティオ:「……そうだな」
姉さんにも、引退の時期が近づく。
でもそのかわりに……
ライカ:「にゃ〜〜っ♪ 昇ったよ〜〜♪」
クラウ:「ふんっ、毎年思うけれど、こんなのあてになるのかしら?」
エイミ:「なりますよ、お嬢さま〜♥」
エイミ:「わたしはしんじていますものっ」
クラウ:「ま、まぁ……エイミが信じているのなら、私も信じてあげてもいいわ」
エイミ:「はいっ♥」
リミア:「願いなど、ワタシはこの手でつかみ取る」
リミア:「しかし、美しい光景なのでこれはこれでよしとしよう」
来年も、こうしてみんなと一緒にいられたらいいよな。
ティオ:「俺の箱船も昇ったことだし、この願いは叶うかもな」
フィー:「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
フィー:「そうじゃも、小僧」
フィー:「信じるパンティは、救われるというじゃろうて」
ティオ:「言わねえよ、このエロアホ浮遊体!」
アイナ:「うふふ〜〜♪」
アイナ:「それじゃあ、箱船流しをもう少し見ていましょうね♪」
ティオ:「ああ、そうだな」
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